19日の金曜日、日銀が30年ぶりに0.75%への利上げを決めた。普通であれば円高にいくが、市場では既に織り込まれていたこともあり無反応。その後の植田総裁の会見に全てが委ねられた。
私は、ここでまたしてもドル円のショートを握った。日本政府としてこれ以上の円安は止めたいはずで、そのための12月利上げだと思ったからだ。利上げして円安へ誘導することは自分たちの首を絞めることにつながるので、そのようなことは招かないよう植田総裁も留意して発言すると思った。
だが、植田総裁の会見で、次の利上げの気配が見えず、市場からは利上げに消極的と捉えられ、結果は2円近くの円安になった。実際に会見を聞いていたが、かなり慎重に発言をしていた。おそらく今の日本政府は円安は仕方ないと思っているに違いない(実際、貿易支出を見ても円安を止めるのはかなり無理があるから、円安阻止に本腰は入らないのだろう)。
他方、中小企業などは円安は死活的だから、政府に円安是正を提言しており、政府としてもある程度は円安阻止に努めている姿勢は示さないといけない。だから、政府は、ときたま、円安を憂慮しているなどと発言し、円安阻止に努めているとパフォーマンスをしている。ただ実際のところは円安是正は無理だと考えているので、今後もできる限り利上げはしないと思う。今回の利上げにより、為替介入の発動もできるようにアメリカと協議もしているだろうから160円近くまで上がったら為替介入で止めていく方針だと推測する。

コメント